Evoto 7.2.0 新機能まとめ|古い写真の修復、レンズぼかし、スライドショーなど大幅アップデート

evoto 7.2.0新機能とアップデート内容

Evotoの最新バージョン 7.2.0 がリリースされました。今回のアップデートでは、古い写真の修復をはじめ、お腹まわりの補正、画像の高画質化、レンズ表現、スライドショー作成など、プロの現場で役立つ新機能を多数追加します。人物補正、画質向上、背景表現、写真セレクト、納品演出まで、撮影現場から納品までのワークフロー全体を、作業効率を高めるための改善も多数追加され、日々のレタッチ作業をよりスムーズに進められるようになりました。本記事では、Evoto 7.2.0の主な新機能とアップデート内容をご紹介します。

Evoto 7.2.0の主な新機能

1. 古い写真の修復

「AIラボ」で新しく追加された古い写真修復機能では、色あせや傷、破損のある写真を補正し、ぼやけた写真をより鮮明に仕上げることができ、思い出の一枚を自然に蘇らせます。白黒写真については、元の雰囲気や質感を残したまま高画質化することも、自然な色合いでカラー化することも可能です。

黄ばみや退色、ひび割れ、破損のある写真はもちろん、低解像度で細部が見えにくい人物写真の修復にも活用できます。家族写真、記念写真、昔のポートレートなどを、違和感の少ない仕上がりで現代の画質に近づけられます。

evoto old photo restoration

2. お腹まわりの補正

「AIラボ」に追加されたお腹補正では、小腹のふくらみや腰まわりの余分なボリュームを自然に抑え、全体のシルエットをすっきりと整えられます。体のラインを大きく変えるのではなく、気になる部分だけをなじませるように補正するため、肌や衣服の質感を保った自然な仕上がりになります。

ウェディング、ドレス撮影、ポートレート、旅行写真、水着撮影など、体のラインが仕上がりに影響しやすいシーンに適した機能です。衣服で腹部が隠れている場合は、服の形やベルトなどのディテールを残しながらふくらみを抑え、肌が見えている写真では、腹部や腰まわりの凹凸をなめらかに整えてくれます。

evoto belly slimming

3. 画像の高画質化

「AIラボ」の高画質化機能では、写真の解像感を高め、髪の毛や顔のパーツ、衣装の質感などをよりくっきりと表現できます。元の解像度を保ちながら明瞭度を引き上げる仕組みのため、少しぼやけて見える写真や、細部の印象をもう一段引き上げたい写真にぴったりです。

納品前の仕上げ、SNS 投稿用画像、ウェディングやポートレートの完成カットなど、写真全体のクオリティを高めたい場面で活躍します。特に 3K〜5K 程度の画像で効果を感じやすく、それより低解像度の画像では、事前に 4K 程度までサイズを拡大してから使うと、変化がより分かりやすくなります。

evoto detail enhance

4. 日焼け跡の補正

肌補正に追加された日焼け跡の除去機能では、ビキニ跡や肩紐の日焼け跡など、肌色の差が目立つ部分を自然になじませることができます。日焼け跡だけをやわらげながら、周囲の肌色や質感に合わせて整えてくれるので、肌全体を塗りつぶしたような不自然さを感じにくい仕上がりになります。

水着撮影や海辺でのロケーション撮影、屋外ポートレート、夏のウェディングなど、肌の露出が多くなるシーンで活躍します。必要に応じて手動で細かく調整できるため、補正漏れや過補正があった場合も、仕上がりに合わせて整えられます。

evoto remove tan lines

5.レンズぼかし

「背景補正」に追加されたレンズぼかしは、AI による深度解析をもとに、本物のレンズで撮影したような被写界深度を再現する新機能です。ただ背景をぼかすのではなく、被写体との距離感や焦点位置を考慮しながら処理するため、立体感のある自然な仕上がりになります。

撮影時に明るいレンズが使えなかった、背景が雑然としてしまった、ピントを少し外してしまった ─ そんな写真でも、後処理でレンズ感のある雰囲気を加えられます。ぼけの強さや玉ぼけの形、光の明るさ、ピント範囲を細かく調整できるため、やわらかな背景ぼけから前ぼけを活かした表現まで、写真に合わせて細やかに追い込めます。ポートレートやウェディング、商品撮影、屋外ロケーション撮影など、被写体をより印象的に引き立てたい場面で活躍します。

evoto lens blur

6. スライドショー

新しく追加されたスライドショー機能では、プロジェクト内の写真を使って、再生・書き出しできる動画スライドショーを作成できます。写真のセレクトとレタッチを終えたあと、そのままクライアント向けのプレゼンテーション動画や納品用ムービーに仕上げられるため、別の動画編集ソフトに切り替える手間がかかりません。Evoto ワークフローの最後の 1 マイル(顧客への納品・プレゼンテーション)を補完する機能です。

背景音楽は公式ライブラリとローカルアップロードの両方に対応し、複数曲を順番にループ再生することもできます。背景には単色やカスタム画像を設定可能。表紙・エンディングページには、黒・白・任意の画像のほか、現在のセレクト結果の先頭・末尾画像を使うこともできます。スタジオ名や撮影日などのタイトル文字を重ねたり、テキストや PNG ロゴの透かしを入れたりすれば、白ラベル納品にもそのまま対応可能です。1 枚あたりの表示時間やトランジション、書き出し解像度(MP4 / 720p / 1080p / 2K)、レタッチ済み画像と元画像のどちらをソースにするかも、自由に選べます。

ウェディング上映やイベント現場での放映、ポートフォリオ納品、SNS ショート動画、スタジオの白ラベル納品、スクール・ポートレートスタジオの上映会など、写真を「映画のように」見せたい場面で大いに活躍する新しい機能です。

evoto slideshow

7.背景差し替えに「背景ぼかし」スライダーを追加

背景差し替え機能に、新しく背景ぼかしスライダーが追加されました。差し替えた背景にだけ自然なぼかしを加えられるため、被写体の輪郭と背景の馴染みがぐっと良くなり、「いかにも合成しました」感を抑えた仕上がりに調整できます。

背景を変更したときに被写体だけが浮いて見えてしまう場合や、背景の存在感が強すぎる場合に便利です。スタジオ風の単色背景、屋外風景への差し替え、雰囲気のあるテクスチャ背景など、どんな素材を選んだときでも、被写体をくっきりと残しつつ背景の主張を抑えるバランスが取りやすくなりました。

アップデートと最適化

1. 人物補正の全体強度スライダー

人物レタッチに追加された全体強度スライダーでは、肌補正、美白、クマ補正など、複数の人物補正効果を 1 本のスライダーでまとめて調整できます。「補正が少し強すぎる」と感じたときも、各項目を一つずつ戻す必要がなく、全体の印象をすばやく自然に整えられます。

クライアントから「もう少しナチュラルに仕上げてほしい」と要望をもらったときや、プリセット適用後に仕上がりを微調整したい場面で活躍する機能です。さらに、人物補正を含むプリセットを適用したあとは、人物補正と色調補正の強さをそれぞれ独立して調整できる 2 本のスライダーが表示され、プリセットの効き具合を写真ごとに最適なバランスへ追い込めます。

evoto 720 master slider for portrait control 1

2. ショートカットキーのカスタマイズ

新バージョンでは、ショートカットキーを自分の作業スタイルに合わせてカスタマイズできるようになりました。よく使う操作を自分の手に馴染むキーに割り当てれば、編集作業をよりスムーズに進められます。

プロのレタッチャーや、キーボード操作を多用するユーザーに特に向いている機能です。ほかの編集ソフトに慣れているユーザーも、これまでの操作感に近い環境を作りやすくなります。既存のショートカットと重複する場合は確認ダイアログが表示され、必要に応じて初期設定にまとめて戻すこともできます。

evoto 720 custom shortcuts

3. AIルックトレーニング(軽量版)

AIルックトレーニングに新しく加わった軽量版では、1 つのプリセットファイルだけで、自分専用の AIルックを作成できるようになりました。これまでサンプル画像を 200 枚以上集める必要があった AIルック作成のハードルが大きく下がり、より少ない準備で自分好みのスタイルを Evoto に取り込めます。

すでに Lightroom などで独自の色作りを行っているフォトグラファーに特におすすめで、使い慣れたプリセットの雰囲気を Evoto 上で再現しやすくなります。また、RAW 画像と XMP ファイルを直接読み込んで学習させる方法もサポートされたため、カタログ読み込みに頼らず、より柔軟にワークフローを組めるようになりました。

evoto 720 lite ai look training from one preset

4. AIセレクト体験のアップグレード

EvotoのAIセレクト機能が、より直感的に使えるようにアップグレードされました。これまで「AIセレクト」「マイセレクト」「顔」など複数の画面に分かれていた絞り込み機能をフィルター画面に集約し、さらにテキスト検索にも対応。「どの機能から探すか」を考えるのではなく、「どんな条件で探すか」に集中できるワークフローへと進化し、目的の写真をより少ない操作で見つけられるようになりました。

セレクト開始時の設定画面も、すぐに使える簡易モードと、細かく条件を指定できる詳細モードの 2 種類に分かれたため、初めて使うユーザーにも、従来から細かく設定していたユーザーにも使いやすくなっています。ウェディング、イベント、スクールフォトなど、数百〜数千カット規模のセレクト現場で、「良いカットをより早く拾い上げる」ための効率化アップデートです。

evoto 720 ai culling upgrades

特別:日本市場向けAIカラールック書き出し優待

日本市場向けに、条件を満たすAIカラールックの書き出しでチケット消費が半額になる優待が始まりました。対象条件はサーバー側で自動的に判定されるため、ユーザー側で特別な操作は必要ありません。

AIカラールックを活用している日本のユーザーにとっては、書き出し時のコストを抑えつつ、AIカラールックをワークフローにより継続的に取り入れやすくなるアップデートです。複数の案件で AIカラールックを運用しているフォトグラファーやスタジオにとって、特にメリットの大きい優待となります。

EvotoのAIカラールックについて

Evoto では、写真の色味を整えるための AIカラールック機能をしっかり用意しています。今回の優待をきっかけに、まだ試したことがない方にもぜひ体験していただきたい機能です。AI が写真の色味を自動で解析・補正し、ワンクリックで統一感のある仕上がりに整えられるため、撮影環境のばらつきが気になる現場でも、安定した納品クオリティをキープできます。

AIカラールック には、ヴィンテージ風フィルムや白黒、明るいトーン、ムードなど、20 種類以上のプロ品質カラープリセットがあらかじめ用意されています。ワンクリックで写真に適用するだけで、AI が自動で色味を解析しながら最適な仕上がりへ導いてくれるため、ウェディング、ニューボーンフォト、芸術写真、風景写真など、幅広いシーンで活躍します。

さらに マイカラースタイル(パーソナル AI プリセット)では、過去の編集データをAI に学習させて、自分自身のシグネチャールックを新しい写真にも再現できます。ウェディング、ポートレート、商業撮影など、用途別に最大 100 個までパーソナル AI プリセットを作成・保存でき、大量の写真にも同じ色味をスピーディーに同期可能。フォトグラファーやスタジオ運営者にとって、納品作業の統一感と効率を一段と高めてくれる機能です。

まとめ

Evoto 7.2.0 は、写真を美しく仕上げるだけでなく、撮影後の作業全体をよりスムーズに進めるためのアップデートです。古い写真の修復、お腹補正、高画質化、日焼け跡の除去、本格的なレンズぼかし、スライドショーによる納品演出に加え、人物補正・写真セレクト・ショートカットなど、実際の現場で役立つ機能が多数追加されています。

ぜひ最新バージョンへアップデートし、写真セレクトからレタッチ、納品までの新しいワークフローを体験してみてください。

もっと速く、もっと自然に。次世代のAIレタッチ。

違和感ゼロ × プロ品質 × 圧倒的なスピードで、写真編集を次のレベルへ。